この記事は、主に玄々舎でRaz-Plusをご利用いただいている方向けのご案内です。

2026年8月、Raz-PlusではReading RoomやLevel Up、読解力の測定方法などについて、大幅な仕様変更が行われました。

本記事では、今回確認された主な変更点と、今後の利用方法についてご案内します。

※本記事は、2026年8月7日時点で公開されているLearning A-Zの公式情報および当塾で確認した利用状況をもとに作成しています。

Learning A-Z公式:https://www.raz-plus.com/

主な変更点

項目2026年8月以前新仕様
読解力の基準LAZ Level(aa~Z2)を中心に設定Lexile(例:350L、500L)を中心に活用
Reading Room「Leveled Books」でaa~Z2からレベル別に本を探せたLeveled Booksセクションを削除。「Books by Topic」を学年基準で表示
Reading Roomの標準範囲教師がLAZ Levelの上下範囲を設定生徒の学年+前後1学年が標準
Level Up設定されたLAZ Levelの本を順番に学習Reading Power Zoneへ変更
Reading Power ZoneLexile帯に合わせた本を自分のペースで読み進める
読解力テスト教師が必要に応じて各種Assessmentを利用Reading Growth Assessment(RGA)を原則年3回自動割当
生徒画面でのRGA名称Reading Checkpoint
RGAの結果Lexile値を算出し、Reading Power Zone等の配置に利用
初期段階の生徒aaなどの低いLAZ Level340L以下の場合は原則Explore Zone
Foundations A-ZRaz-Plusとは別の学習環境Kids A-Z内にFoundations A-Zの機能を統合

参考:Learning A-Z公式「Reintroducing Raz-Plus

1.Reading Roomから「Leveled Books」が削除

今回、最も分かりやすく変わったのがReading Roomです。Learning A-Zの公式ヘルプでは、Reading Roomについて、

  • Books by TopicをLAZ Levelではなく学年(grade level)に基づいて表示
  • 標準では本人の学年と、その前後1学年の本を表示
  • Leveled Booksセクションを削除
  • 「Rainbow Levels」のバーも削除

と明記されています。なお、Leveled Booksに掲載されていた本そのものが削除されたわけではなく、他の場所から引き続きアクセスできるとされています。

したがって、これまでのように、

aa → A → B → C → …… → Z2

と一覧からレベルを指定して自由に本を探す方式から、

学年やトピックを基準に本を探す

方式へReading Roomが変更されたことになります。

参考:Learning A-Z公式「Reading Room Changes

2.「Level Up」は「Reading Power Zone」へ

従来のLevel Upに代わって、Reading Power Zoneという新しい自主学習エリアが導入されました。

Reading Power Zoneでは、生徒はLexile値に応じた「Lexile band」に配置されます。350LがReading Power Zoneを利用できる最低値とされています。

従来のLevel Upは、あるレベルの本をすべて読み、ListenやQuizをこなして次のレベルへ進む仕組みでした。

新しいReading Power Zoneでは、「Floor」と呼ばれる単位を順番に進みます。各Floorには、

  • Book Nook:5冊のうち4冊を選んで読む
  • Key Book:指定された1冊を読み、理解度Quizに取り組む
  • Treasure:Floor完了時の報酬

という構成があります。ListeningはLevel Upと異なり、標準では必須ではありません。

つまり、単純に「Level Upの名前が変わった」というより、学習の進め方そのものが再設計されたと考えた方がよさそうです。

参考:Learning A-Z公式「Reading Power Zone」「Reading Power Zone Explanation

3.Lexileを中心とした読解力管理への転換

Reading Power Zoneでは、従来のaa~Z2ではなく、"Lexile"が重要な基準になります。Lexileとは、読者の読解力と文章の難易度を同じ尺度で表す仕組みです。

初期の読者については0Lより低い範囲を"BR(Beginning Reader)"で表します。BRでは数字の関係が通常のLexileとは逆で、例えばBR150よりBR50の方が読解力が高いということになります。

教師側から生徒のLexile値を手動で変更することも可能です。公式ヘルプによれば、「教師による手動での設定がシステムによる配置より優先される」とされています。

参考:Learning A-Z公式「Reading Power Zone

4.Reading Growth Assessmentを年3回実施

生徒の読解力を確認するため、新しく"Reading Growth Assessment(RGA)"も導入されました。生徒側の画面では「Reading Checkpoint」と表示されます。標準設定では、学校年度に合わせて、

  1. 年度初め
  2. 年度中間
  3. ③年度末

の年3回、自動的に割り当てられます。実際のAssessmentは30問前後で、受けた後に生徒のLexile値が算出されます。学年によっては、初回のみ約10問のLocator Testが先に実施される場合があります。

Reading Checkpointが割り当てられている場合、生徒がReadingまたはFoundationsへ進もうとすると、先にReading Checkpointへ誘導される仕様になっています。そのため、従来のようにログインしてすぐ自由に読書を始めるのではなく、Assessmentが学習フローの一部として組み込まれています。

なお、RGAは教師または管理者側で無効にすることも可能です。

参考:Learning A-Z公式「Reading Growth Assessment」「Reading Growth Assessment Enhancements for Students

5.RGAの結果によって学習内容が決定される

Reading Growth Assessment終了後、算出されたLexile値をもとに学習内容が決まります。

公式情報を整理すると、Lexile値が

350L以上の場合 → Reading Power Zoneの対象

となります。350L未満の場合はReading Power Zoneの対象外となり、基礎的な読解技能を練習するExplore Zoneを利用する仕組みです。

Reading Power Zoneで一度高いLexile bandへ進んだ生徒については、たとえ次回のAssessment結果が低かったとしても、自動的で低いbandへ戻ることはありません。必要な場合は当塾が手動で変更します。

参考:Learning A-Z公式「Reading Power Zone

6.Foundations A-ZもRaz-Plusの生徒画面に統合

Raz-Plusでは、2026年1月からFoundations A-Zの機能もKids A-Zの生徒ポータルに統合されています。

Primary PortalではFoundations A-Zの「planet」、Intermediate Portalではメニューからアクセスでき、

  • Quests
  • Explore Zone
  • Foundations A-Z Library

などを利用できます。

Learning A-Zも現在のRaz-Plusを、Foundations A-Zへのアクセスを含む読解学習プラットフォームとして説明しています。

参考:Learning A-Z公式「Student Experience Update: Access to Foundations A-Z in Raz-Plus

公式ヘルプも現在更新中

今回の仕様変更に伴い、Learning A-Zの公式ヘルプも順次更新されているようです。一部には旧仕様を前提とした説明も残っているため、本記事では2026年8月7日時点で確認できる新しい公式情報をもとに内容を整理しています。

たとえば、6月30日付の「Edit Reading Room Settings」では、現在も「Books by Grade/Level」や「Level Up reading level」を前提とする説明が残っています。

一方、8月7日に更新された「Reading Room Changes」では、明確に「Leveled Books section removed」「LAZ levelsではなくgrade levelsを使用」と説明されています。

そのため、移行直後の現在は、公式ヘルプ内でも一部の説明が新仕様に追いついていない可能性があります。

関連する公式情報

当塾での対応について

今回の仕様変更に伴い、Reading RoomではGrade(学年)、Reading Power ZoneではLexileを基準とした設定が用いられるようになりました。

当塾の利用者で、GradeやLexileの個別設定をご希望の方は、Learning A-Z公式の「Level Correlation Chart」を参考に、ご希望の設定をご確認いただき、以下の各項目を記載のうえ、メールにてご連絡ください。

  • 保護者氏名
  • お子様の氏名
  • Kids A-ZのID(ユーザー名)
  • 希望するGrade
  • 希望するLexile
  • Reading Growth Assessment(RGA)の要・不要

※Lexile等の設定値については、上記の公式対応表を参考に各ご家庭でご判断ください。当塾では、ご指定いただいた内容に基づいて設定を行います。

なお、Reading Power Zoneをはじめとする新しい機能の一部については、現在Learning A-Zに詳細を確認しております。今後、新たな情報が分かりましたら、本記事を随時更新いたします。